あまみや乗り物大好き部

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鹿児島市交通局で駅巡り!①【鹿児島市電一系統編】

鹿児島市交通局で駅巡り①~鹿児島市電一系統~

こんにちは雨宮です。

鹿児島に滞在中、やることが無くなったのでなんとなく鹿児島市交通局の駅巡りをしました。数日に分けた乗りつぶしなので、駅の紹介と実際に通過した順番は異なります。ご了承ください。

本当は全線を一つの記事にまとめたかったのですが、6000字超えで長すぎ&画像でページが重くなりそうなので二つに分けました。

前編となる本記事は鹿児島市電一系統メインです。

沿線情報が多めなので、いわゆる乗りつぶし記事とは異なりますが、お楽しみいただけると幸いです。後編の鹿児島市電二系統も近日中にアップしますので、そちらもよろしくお願いします。

 

(2022年6月22日追記)後編もアップしました!!!

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鹿児島市交通局とは

鹿児島市交通局は、鹿児島県鹿児島市の交通部門のことです。路面電車と路線バスを運営しています。(路線バスに関してはその多くを民営に譲りました)。路面電車そのものは鹿児島市電と呼びます。

ただ、手元にあるJTBの鉄道地図だと『鹿児島市交通局』と書かれているのですよね。会社名=鉄道名になっている面もあると思われます。

鹿児島市電には一系統と二系統の二路線があります。昔は三・四とあり合計19.2kmだったのですが、2路線が廃線となってしまい、現在は全長13.1kmまで減りました。

 

鹿児島市電一系統

鹿児島駅前駅~谷山駅までを結ぶ路線です。二系統と違い鹿児島中央駅前駅を通過せずまっすぐ南下するので、鹿児島駅前駅から郡元駅まで行く場合はこちらの方が早くつきます。

鹿児島市電二系統

鹿児島駅前駅~郡元を走る路線です。鹿児島中央駅前(JR鹿児島中央駅の前にある電停です)を経由します。

 

 高見馬場~谷山駅を市電で移動

本日のスタート地点は高見馬場駅です。ここは天文館通駅の隣駅ですね。鹿児島駅前駅から高見馬場駅までは一系統も二系統も通過します。

まずは高見馬場駅から終点谷山駅まで真っすぐ乗っていきました。

平日朝だったこともあり、通勤ラッシュが過ぎた後もそれなりに乗客は多かったです。だいたいはお年寄りの方やサラリーマンで、観光客はいなかった気がします。

 

日本最南端の電停、谷山駅

日本最南端の電停です。記念碑が大主張しています。

(ちなみにJR最南端の駅は指宿枕崎線の西大山駅、日本最南端の駅はゆいレールの赤嶺駅です)(諸説あり)

古めかしい建物にあわない、ぴかぴかの乗車案内です。電停のホームは大体狭いですけど、ほとんどの場所は車椅子対応済みなのですね。

がっしりとした駅舎の内側には、地元に根差した広告が沢山貼られています。進学塾の広告でラサールが大きく取り上げられるのはさすが鹿児島といったところです。(関東でも有名な学校です)

そして灘…鹿児島から兵庫の学校に行くのはなかなか大変そうですが、需要があるのですね。

鹿児島駅前駅側もですが、路面電車の駅でも終点は立派な駅舎が建造されていますね。待ち時間が長くなるからですかね?それともスペースが確保できるから?いやいや関係ないですわ。長崎電気軌道の石橋電停普通だったし。

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バリアフリー車両:7004a

いわゆるLRTです。最近宇都宮で話題のあれと大体同じですね。

低床で足が不自由な方にも使いやすい、バリアフリー対応の車両です。

運転台も古い9500形とは違いますね。なんせKIRIKO(おそらく三回の車体更新済)の運転手さんは立っていましたからね。

車両の真ん中が広くとられているので、これなら車いすでも通ることができそうです。

 

ただ低床タイプは床下収納ができないので、車両の天井に色々機器を詰め込む必要があり、結果的に車両寿命が縮むそうです(鹿児島市交通局の見学でお聞きしました)。

路面電車のバリアフリー対応は社会から求められる一方で、対応すると経営悪化しかねないんですよね…プラットホームの幅といい、古い車両といい、あまりに変更すべき点が多すぎるのです。そして対応した結果経年劣化が早くなり赤字が膨らみ運行本数が減って利便性が落ちて客足は遠のき改修コストは回収できず…ということはないはずです。

 

谷山~二軒茶屋を歩いてみた

さて、行きは電車に乗り、谷山駅まで楽々座ってきました。しかし同じことを二回繰り返しても楽しくはない!なら帰りは別の交通手段にしましょう。ということで、行けるところまで徒歩で行くことにしました。

沿線を歩く、という視点では路面電車が最適です。市民の足なので本数は多いし、車両のバリエーション豊かだし、道路と並行して敷かれているので基本的には真横を歩くことができるし、速度もぼちぼちなのでゆっくり眺めることができます。近くを走っているJR指宿枕崎線は一時間に6本程度ですので、まあまあレアものですよ。

路面電車でも線路が二本あれば踏切は必要ですね。たとえ1両編成でゆっくり走っているとしても、電車である以上車を破壊できるので…

それにしても歩道が狭いです。踏切の反対側を歩けばよかったのですが、何も考えず普通に国道沿いを選んでしまいました。前方から自転車等が来なくてよかったです。

谷山駅から歩くこと約20分、大きな花壇とコンビニが目に飛び込みました。ここは国道225線と一般道が合流するY字路です。私は沿線側の一般道を行きます。(花壇の奥側が国道です)

 

住宅街の小さな駅:笹貫駅

笹貫駅は谷山駅から二駅先の駅です。間の駅は歩いて飛ばしました。

ここまで来るのに約30分、ふらふら写真を撮りながら進んでいるのでまあ遅いですね。

繁華街にある電停とは全然雰囲気が違いますね。道路のど真ん中でないだけで安心感?があります。とってものどかです。奥にある駐輪場がいい味出しています。

 

踏切よりも安全快適?地下歩道

笹貫駅を出てしばらく歩くと、地下歩道に出会いました。これは歩道橋の地下版で電車を気にせず線路の反対側に渡ることができます。『脇田地下歩道』と書かれていますね。

こちらは2005年製造とのこと。比較的新しいです。

同じような地下歩道は谷山駅近くにもありました。JRと路面電車の両方を一度に渡れるのは便利そうです。

 

JRと市電が並列走行:二軒茶屋駅

谷山駅を出発して約1時間40分、二軒茶屋に到着しました。

直線距離では3km弱とさほど遠くはないのですが、写真を撮ったり寄り道したりコーヒー飲んだりしていたら、お昼前になっていましたね(時刻は11時10分頃)。歩き疲れたのと沿線の景色にちょっと飽きてきたので、ここからはサクッと市電で帰ります。

二軒茶屋駅付近の特徴として、路面電車とJRの線路が隣り合っていることがあげられます。Google map上でも指宿枕崎線と鹿児島市電(鹿児島市交通局)が並んでいますね。

そのため、それぞれの線路に踏切が設置されており、反対側に渡るためには2つの踏切を越える必要があります。

 

こちらは先ほどの二軒茶屋駅横の踏切を違う角度から見たものです。『この先踏切、2つあり注意』と書かれていますね。手前が鹿児島市電、奥がJRです。この2つの踏切はそれぞれ違うタイミングで開閉されます。

上の写真では、鹿児島市電が通過中しています。この際、手前の遮断機は下がりますが、奥の遮断機は上がっていますね。

鹿児島市電の踏切とJRの踏切の間には、路面電車の反対側ホームがあります。面白い構造の駅です。

JRの踏切であると主張する看板です。市電の踏切と比べると活躍の機会は少なめです。

 

おまけ

みんな大好き『とまれみよ』

撮影場所:二軒茶屋駅やや手前

 

 

後編に続く…

 

 

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