はじめに
7月上旬、暑さを逃れるべく長野県辰野町に出かけた。山中に位置するこの町は関東と比べて日差しが優しく、風が心地よい。
そして豊かな自然とそよ風に誘われて、ふらっと歩いてみたのがこの記事。楽しんでもらえたら幸いだ。
辰野町とは
長野県の中央部に位置する町、日本の中心部を主張している。自然に囲まれており、ゲンジホタルの名所として有名。
総面積:169 km²
人口:18,132人(2024年6月)
google mapを見ても分かるように、総面積の大半が山となっている。そのため面積に対して人口が少ない。しかし国道153号や中央自動車道が街中を貫いているので、人口に対してビジターは多い(国道153号沿いのコンビニにはトラックドライバーがよく来るらしい)。
辰野町にある駅たち
乗り物オタクのブログなので、それらしい話をしよう。
辰野町にはJR中央本線とJR飯田線が乗り入れている。それぞれ辰野駅・信濃川島駅・小野駅、(辰野駅)・宮木駅・伊那新町駅・羽場駅が停車駅である。今回は飯田線の駅を訪問・撮影してきたので、簡単に紹介したい。
辰野駅
辰野町の中心となる駅で貴重な有人駅。一日の乗客数(降車含まず)は611人と比較的多い(以降のデータは2017年度のもの)。ホームは2面4線となっており、駅舎も大きいので昔はもっと利用者が多かったのだろうと推測できる。
宮木駅
飯田線のみ乗り入れで1面1線のザ・単線という簡素な駅。さらに宮木駅には駅舎が存在せず、整理券を発行する機械もない、いわば路面電車の駅と同じつくりをしている。
それにも関わらず乗客数は辰野駅と並ぶ584人と多く、主な利用者は学生と考えられる。また駅付近の発展度合いでは、辰野駅よりも宮木駅に軍配が上がる。
なお、駅付近がなんだか動物臭いのであまり長時間はいたくない。
伊那新町駅
ごく普通の無人駅、乗客数は65人とかなり少ない。
羽場駅
上に同じく無人駅。乗客数は197人で2面2線の造り。通学の利用者が多いのか朝は結構混雑していた。(大人は車通勤と思われる)。
実のところ、飯田線と中央本線は直通運転をしている。そのため飯田線のみ乗り入れている駅に中央本線の電車が来るのだ。現状では飯田線の終点は実質岡谷駅(たまに上諏訪駅)と言ってもよいだろう。
丘の上に汽車がある!記念列車を見に行こう
さてここからは、静態保存された車両を見ていこう。
長野県辰野町ではなぜか丘の上(荒神山:標高767 m)に汽車(D5159号)が展示されている。それも辰野町で利用されていたわけではなく、北海道夕張市からはるばる運ばれてきたものだ。そして結構状態が良い。
案内によると、D5195号は昭和51年から令和に至るまでずっと荒神山にいるようだ。なぜ夕張市から辰野町に来たのか、そして丘の上に展示することにしたのか、そこらへんは完全に謎。ライオンズクラブに聞けば答えてくれるのだろうか。
夕張駅~荒神山を車で運ぶ場合は約18時間の長旅となる。このトレードの理由がますます気になるところだ。
D5195号の近くには、荒神山から町を見下ろせる展望台がある。
実にのどかな町である。
おまけ
荒神山ため池にて出会った動物たち。ヒトも動物ものどかなのか、近づいても逃げるそぶりを見せなかった。
最初は首をだらんとさせてリラックスしていたアヒルさん、びっくりさせてごめんよ。
人の気配よりもお昼寝優先の猫、たいへんのんびりしておられる。
ちなみに荒神山ため池はため池百選に選ばれているとのこと。ため池百選とは...。
おわりに
普段は都市部に絞って旅行しているが、たまには田舎に足を運ぶのもありだと感じた。もちろん大都市のような便利な交通手段はないし、運転見合わせにもなりやすい。しかし、まったりとした時間を楽しむのも旅の醍醐味である(車がないと厳しいのは事実だけど...)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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