あまみや乗り物大好き部

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待合室が博物館?糸魚川駅をさまよってみた【新潟県糸魚川市】

はじめに

こんにちは雨宮です。
今回は大糸線で途中下車?した時の記録になります。最後までよろしくお願いします。

 

 

糸魚川駅とは

糸魚川駅は新潟県にある北陸新幹線の停車駅です。他にはJR西日本の大糸線や、えちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインが乗り入れています。
糸魚川市の調査報告によると、新幹線利用者は通常時で1日あたり899人(令和5年)とされております。一方のえちごトキめき鉄道:糸魚川駅の利用者は445人(2022年度)(※同鉄道会社発表)です。大糸線単体の乗車人数は見つかりませんでした。

 

糸魚川ジオステーション ジオパル

糸魚川市は翡翠の生産地として有名で、市の全域がユネスコ世界ジオパークとして登録されています。ジオパルは観光案内所・糸魚川ジオパークの紹介・鉄道博物館が合体し総合施設です。

 

キハ52待合室

ジオパル内には過去に運用されていたキハ52号をそのまま残し、待合室として利用できるスペースがあります。電光掲示板では新幹線や三セクの日本海ひすいラインの運行状況も確認できで安心です。


 キハ52号の中に入ると、昔はよく見た天井扇風機がぶら下がっております。くるくる首を回す扇風機はレトロで個人的には好きなのですが、今ではめっきり見かけなくなりましたね。

 

待合スペースには先ほどの電子掲示板と椅子&机のほかに、実際に使われていた信号機があります。面白いのはこの信号機は市民の方からの借り物らしいです。なんで持っていらっしゃるんでしょうね…思い出の品?


他にはトワイライトエクスプレスの再現車両が設置されておりました。しかし展示は15時に終了となっており、私が糸魚川駅に到着した時には立ち入り禁止でした。

 

アント車両移動機

個人的に新鮮味を感じたのは写真の”はたらくくるま”ですね。

正直な話、全国を飛び回っていると旅客車両の静態展示は珍しくないのです。特にSLは車輪だけ、顔だけ、前側だけ…みたいな部品の展示を含め全国に遍在しています。車両すべてをきれいに保管しているケースも割と見かけます。

一方で、はたらくくるまの展示は比較的レアに思えます。出張と趣味の旅行で全国を飛び回る中、保存品に出会ったのは数回程度です。旅客車両に比べるとなじみが薄いうえに根本的に数が少ないからと思われます。
 

少し話は変わりますが、奥津軽いまべつ駅の通路では路面整備車両がパネルで紹介されておりました。また看板に書かれている通り、外を見ると何かしらの保守車両が待機しております。まさしく動態展示と言えますね。 

 

えちごトキめき鉄道

写真は糸魚川駅の改札です。えちごトキめき鉄道は三セクのため、JR西日本の大糸線と共有しております。糸魚川駅まで増便バスで来たため、改札に来るのは一番最後になりました。
 

日本海ひすいラインとか、妙高はねうまラインとか、ひらがな交じりの路線名は三セクの特徴ですね。
 

地方私鉄はどうしても運賃が高くなりますね。ついついJRや都市部にある大手私鉄と比べてしまいます。

たとえば糸魚川~富山駅をえちごトキめき鉄道で移動すると79.0kmで1,730円かかります。一方大体同じ距離の東京~成田空港駅間は紙の切符で1,340円と約400円の差が。後者は利用者数が多いから安くできるのでしょうね。
 

そして私を運んでくれるのはこちらのラッピング列車、安定の一両編成です。採算が取れずに三セク化する路線は利用者がいないのだと痛感します。あとゆるキャラの名前が出そうで出てこない!

 

列車の中は地元の方が大半でした。観光客なら新幹線が便利ですからね。

 

おわりに

北陸新幹線の停車駅である糸魚川駅、確かに便利でしょう。しかし横向きに貫く路線は3セク化、縦向きの大糸線は存続の危機、仕方がないですね。鉄道オタクは楽しいけれど、地方の衰退を肌で感じるのはちょっと辛い...。

ここまで読んでくださりありがとうございました。駅単体の記事はどうしても短めになりますね。

 

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