- 北東北3県乗り鉄旅3~男鹿線は地球に優しく人に厳しい~
- 二日目①~男鹿線とおらわんスタンプラリー~
- ネカフェはホテル足りえるか?~超早朝の羽後牛島と秋田駅~
- 男鹿線(男鹿なまはげライン)
- 土佐駅で途中下車
- 土崎駅の名物そば屋
北東北3県乗り鉄旅3~男鹿線は地球に優しく人に厳しい~
こんにちはあまみやです!
この記事は『北海道&東日本パス』を利用した北東北3県乗り鉄旅の『三つ目の』記事となります。今の調子だと一日につき二つ記事を書くことになりそうです...列車の基本情報をまとめるのが割と面倒なのですが、これをしないとただの羅列になっちゃうので頑張ります。
全日程のルートは以下のリンクをご覧ください。
二日目①~男鹿線とおらわんスタンプラリー~
『羽後牛島』から羽越本線の終着駅『秋田』まで移動、その後JR男鹿線(男鹿なまはげライン)を往復利用。最後にこの日のメインである『リゾートしらかみ』に乗り、五能線経由で『川部』まで移動し下車。最後は奥羽本線で青森駅まで向かいます。
この記事では羽後牛島駅出発~男鹿線往復までを書いていきます。
前日の記事は以下のリンクから見ることができます。
男鹿線とは
男鹿線(おがせん)は追分~男鹿駅を結ぶ路線です。現在全列車が奥羽本線と直通運転をしているので、実質秋田~男鹿駅を結ぶ路線と化しています。通称は男鹿なまはげライン。
列車は二両編成のEV-E801系で一両が赤、もう一両が青のなまはげカラーとなっています。全体的にエコロジー推しの車両です。
ネカフェはホテル足りえるか?~超早朝の羽後牛島と秋田駅~
二日目の朝は、羽後牛島駅5時59分発のJR羽後本線秋田行きから始まりました。本当は後1~2時間くらい寝たかったのですが、熟睡できず4時過ぎには目を覚ましてしまったので始発で出ることにしました。
快活クラブは日本全国に展開されており節約旅の強い味方です。24時間チェックアウトできるのもとてもありがたいです。しかしある程度快適に過ごすには鍵付個室のフラットルームを選ぶ必要があります。
この鍵付個室は一か月前からWeb予約可能なのですが、自分はそれをすっかり忘れておりました。一週間前には予約は埋まっていたので、旅程が決まり次第早めの予約をお勧めします。
羽後牛島駅には保線車両が保管されています。昨晩は真っ暗だったので気が付きませんでした。調べる限りだと、第一建設工業さんのモーターカーロータリー(ロータリー抜き)のようですね。
始発前ということもあり、線路上には別の701系が待機しておりました。
羽後牛島から秋田駅へは約4分で到着します。次に乗る男鹿線は6時46分発とまだ時間があるので秋田駅を散策することにしました。早朝は人が少なく駅構内外の撮影を思いっきり楽しむことができます。
改札外に出ると、秋田竿燈まつりの提灯がお出迎えしてくれます。写真からではわからないですが、かなり大きいものです。
と、ここでおらわんスタンプラリーなるものを発見、秋田県の主要駅を巡って犬のスタンプを集めるとグッズが貰えるというものです
対象駅は秋田駅、土崎駅、羽後本荘駅、大曲駅、横手駅、東能代駅、大館駅、五所川原駅、弘前駅......羽後本荘駅?
聞いてないんですけど?
昨日駅スタンプ貰ったんですけど??
由利高原鉄道とJRの犬無しスタンプしか手元にないんですけど???
ショックは受けたものの、今回の旅では大曲駅と横手駅は対象外。つまり羽後本荘駅でおらわんスタンプを捺印していようがいなかろうが、コンプリートはできないのです。
奥羽本線の利用距離を短くしようとした結果ですね…
そしてこちらは通常の駅スタンプ。一つは新幹線こまちデザインで、もう一つはリゾートしらかみ仕様のものです。よく見るとくまげらだけHybridと書かれていないのだ!
秋田駅の在来線時刻表はこの一枚のパネルのみです。これを多いと思うか少ないと思うかは人によるのでしょう。
それぞれの路線は一時間に一本位は走っているので、乗りつぶしで困ることはなさそう。ただしすべてロングシート車両(特急や観光列車を除く)なので、お尻の覚悟は必要そうです。
※JR東日本によると2022年度の秋田駅の1日平均乗車人員(降車客含まず)は8,881人だそうです。
といったところで秋田駅の散策は終了です。男鹿線のホームに向かいたいと思います。直通運転のせいか奥羽本線と一緒にされていますね。
男鹿線(男鹿なまはげライン)
出た!赤と青の二両編成!ぱっと見では違う路線の電車がくっついているようにも見えるなまはげ仕様!管理コストを考えたら一つの車両を赤と青で装飾した方がよくない?そうでもない?
(仮に一方の色だけいくつも壊れたら赤赤や青青で運行されるんですかね?靴下みたいに片方しかなくて困った!ということが発生しそうです)
2021年運行開始という超新品車両ということもあり、ピッカピカですね。前後どちらから撮影しても汚れが目立たずきれいです。
トイレは今どきの車両らしくバリアフリー仕様、ワイドな扉で車いすでも安心です。どこぞのトイレ無しロングシート長距離普通列車に見習ってほしいですわ~
トイレの横にはエコロジーをここぞとばかりに主張する発電状況を示すディスプレイが設置されています。東京や大阪を走る電車なら広告を代わりに流すことでしょう。(液晶って消費電力多いのでは…?いや電車そのものに比べたら大したことない?)
なまはげ仕様の外観とエコ推しの独特さは目を引くが、乗車感は最近のJR東日本車両と考えていただけたら大体あっております。なぜかというとロングシート車両な上にこのシートがめちゃくちゃ固いから!!!座面をノックするとこんこんなるくらいには固いから!!!!!使い捨て車両ってことなんですかねそれってエコなんですかね?
窓にはLED照明の使用を示すステッカー、太陽光をさえぎるためか窓には黒いシートが貼られており外が少し暗く見える。
6時46分、列車は遅延することなく出発しました。二両編成内の乗客は20人ほど、きっと客の多くは追分駅までには降りるのでしょう。
途中寝過ごした客がおり旅行者の身分でありながら心配になりましたが、男鹿線と奥羽本線は追分駅までは同じ路線であり、その間は結構な本数があるので一安心。時刻表通りであれば5~10分ほどで反対方面の電車に乗れそうでした。
硬い座席で輸送されること約一時間、7時45分にJR男鹿線の終点男鹿駅に到着しました。利用者の少ない終着駅ではありますが、建物はとてもきれいで待合室は充実していました。観光案内所が併設されているのはローカル駅あるあるだとは思われますが、スマホの充電スタンドの設置は目新しかったですね。
土佐駅で途中下車
さて男鹿駅にいてもやることはないので、8時15分発の復路の列車に乗り込んで帰りましょう。車両は行きと同じものを利用します。
当初は秋田駅までまっすぐ戻る予定だったのですが、土崎駅が何やら面白そうなので途中下車することにしました。おらわんスタンプラリーの対象駅にもなっていますからね。
土崎駅は秋田県で二番目の乗車人員を誇る主要駅となっています。といっても一日あたりの乗車人員は1800人ほどで、決して多いとは言えない数字です。(JR東日本で一番利用者が多い新宿駅は60万人超、文字通り桁違いとなっております)
まず向かったのは駅スタンプ台、通常のものもついでに捺していきます。
おらわんスタンプラリーは2023年12月31日までの期間限定となっております。
となると終了後、このスタンプは破棄されてしまうのでしょうか?
見ての通りトーンみたいな加工がされており、手がかかっている代物です。
上記サイトを見る限り、一つのスタンプにつき2~3万円程度はかかっていそうですし(このスタンプは約8cm)それを捨てるのはもったいと感じてしまいます。せっかくなのでキャンペーン終了後も設置しませんかねJR東日本さん?
土崎駅の名物そば屋
土崎駅にはレトロ感満載の駅そば屋があります。改札の外にあり、駅の外と中のどちらからも訪問することができます。
今回はめかぶそばをチョイス。420円で暖かいそばが食べられるなんて最高です。具材もたっぷりトッピングされているので、出汁の効いたつゆと一緒にめかぶをすすって食べていきます。
訪問したのは平日の朝9時過ぎ、朝食にしてはやや遅い時間帯です。それにもかかわらず自分以外に4人のお客さんがいました。店員さん一人で切り盛りをしています。通勤ラッシュの時間帯は大変そうです。
駅そば屋前の待合室には、鉄道の計器や昔懐かしの座席、汽車のパーツ等が展示されております。
駅そばを堪能し、レトロな待合室でのんびりすること約一時間、秋田行の電車が来たので出発。土崎駅、とっても素敵な場所でした。
次回はリゾートしからみ『くまげら』について書いていく予定です。
ここまで読んでくださりありがとうございました!