はじめに
こんにちは雨宮です!
今回は長崎県松本市にある、広くてきれいな博物館『松本市立博物館』を紹介していきます。
松本市は歴史の長い町で見どころが沢山ある中で、市立博物館に時間を割くのはもったいない?いやいやここは只の博物館ではありません。歴史は100年以上あり、なおかつ最近移転リニューアルした本博物館は利用者を楽しませる工夫が盛りだくさん!
歴史も観光も興味ない人でも大丈夫、ただ涼みたいだけでも予想以上に楽しめる。そんな素敵な場所なのです。
松本市とは
松本市は長野県にある中核市(人口20万人以上で、政令市手を受けた都市)です。平成の大合併に合わせ、四賀村・奈川村・安曇村・梓川村・波田町を吸収合併しました。
気候は晴れが多めで、気温は比較的低め、冬は-10℃くらいになるものの降雪量は少なめといった感じ。
国宝である松本城や旧開智学校校舎をはじめ、カエルを祀るなわて通り商店街等々、魅力的な観光スポットが沢山あります。
松本市立博物館の基本情報
松本城を中心とした松本市周辺の歴史と文化を題材にしている博物館です。営業時間は9:00~17:00までで(建物1階部分は21:00まで開いています)、料金は大人500円/子供250円とリーズナブル。
特別展示を含めるともう少し高くなりますが、常設展だけでも1時間半~2時間くらい楽しめます。
チケットの絵柄は城下町のミニチュアと猫でしょうか?猫は床や棚の上のものにぶつからず歩くのが上手ですよね。
松本市立博物館はここがすごい!
① 展示の順路にこだわりあり!わかりやすさを最優先!
一般的な博物館は、古い時代から現代へと時系列に沿って展示しています。
だけどここは城下町松本、お城を中心として発展してきたまちなので、城→町→周辺…といった感じで文化の発展をなぞるようにして展示されています。
また城下町のミニチュアを最初に置くことで、町の様子を想起しやすくなっています。文化の成り立ちや町の構造が判らなければ、細部を見ても部分的な理解になりそうですしね。
② インパクト大の展示品!立体物がとにかく多い!
松本市立博物館にはそれはもう立体物が沢山あります。知識があろうがなかろうが造形だけで楽しめる最高の展示品です。
まず入口入ってすぐに、先ほど紹介した城下町のミニチュアがあります。
真ん中にあるのは松本城で、それを取り囲む武士や町民の家、町はずれに追いやられているのは宗教施設…そんなことがこのミニチュアを見るだけでわかります。
勿論ただミニチュアを置くだけではなく、解説の動画や細部を見るための双眼鏡も設置、至れり尽くせりです。
他には祭りを再現したオブジェが展示されていたり、
大正時代の貴重な放水車を360°から舐めるように見れたりと、
文字ばかりの展示じゃすぐに飽きちゃう人でも楽しめます。スペースを広くとっているからできる芸当ですね。こればっかりは写真で見ても魅力が伝わらないので足を運んでほしい…
③ 博物館にもユーモアを!紹介文のセンス◎
博物館といえば、学術的で堅苦しくて…という印象を持っている人多いんじゃないでしょうか?小学生で地元の博物館や郷土資料館で退屈な思いをした人は少なくないでしょう。
しかし!松本市立博物館はそんなお堅い場所ではありません。
『タカのトリセツは企業秘密』
『Made in 松本』
こんなノリで展示品がたくさん並べられております。楽しいでしょ?
④ ご立派様が展示されている
今どきはやれポリコレだハラスメントだと反発を食らいそうな展示品がある!
周囲に人がいた関係で写真を撮る勇気はありませんでしたが、木彫りで作られたネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲があったんです本当です。まあ歴史的に男性〇を御神体として崇めるのは普通のことですからね。それでも博物館に展示するとき(そして今でも)反発はあるんだろうなあと思われ…いやほんとすごい。
⑤ 休憩スペース完備!おまけに自虐がついてくる
2時間で回り切れる博物館でも、ずっと立っているのがつらい人もいるはず。そんな方々の為に、松本市立博物館では常設展示室内に休憩スペースがあります。
このスペースには、井戸のような椅子?が3つに加えベンチもあります。混雑しない限り全て埋まることはないでしょう。ちなみにこの井戸はひとつひとつに意味深なことが書かれています。
『長野県ではなく信州です 100年続く 長野市への一方的な ライバル意識と 松本プライド』
元々は信濃の国だったのに、1871年に長野県という名前になってしまったからですかね。
『空港はあるけれど 新幹線は北を リニアは南を 通り過ぎていきます どうなる松本 どうする松本』
北陸新幹線は長野市(長野駅)を、リニア中央新幹線は飯田市(長野県駅)を通るからですね。後者は2027年開通予定ですが、果たして開通できるのか…というのはあります。というか長野県駅ってそれでいいのか飯田市よ。
『論多くして まとまらない様子から 「松本のすずめ」と 言われる松本人 おっしゃる通りです』
認めちゃったよ!ちなみに「松本すずめ、諏訪のトンビ、上田のカラス」という表現が実際にあるようです。
⑥ 過去との繋がりを感じる、未来に伝える大切さを学べる
松本市立博物館は本当に見せ方が上手です。
ここまで魅力的な展示を沢山見せてきたうえで『先人の努力が無ければすべて失われていた』というのを叩きつけてきます。
特にこの100年以上前の松本城模型は感嘆ものです。普段歴史的建造物に対する興味が皆無の人間でも、考えさせられました。
博物館でおなじみの伝統工芸品も、エモで殴られた後だと応援したくなりますね。一階にある(博物館は2階と3階)ミュージアムショップでは、松本てまりをはじめとする伝統工芸品を購入できます。
松本市立博物館の天井飾りは松本てまりです。お見事ですね。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。松本市立博物館の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。仮に伝わっていなくても、行けばその素晴らしさはわかるのでぜひとも足を運んでみてください。
JR松本駅から徒歩15分、遠いように感じても松本城までの経路にあるので寄り道しましょう。
以上、雨宮でした!
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