合宿免許とバイクは相性が悪い
こんにちは、雨宮です!
私は普通二輪免許(MT)を合宿免許で取得しようとして、完全敗北した人間です😭
正直な話、学校は悪くないのですが、合宿免許にしたことが最大の敗因でした。同じ教習所に通いで入校していたら無事卒業していたことでしょう。
そこで今回は合宿免許とバイクの相性の悪さをお話できたらと思います。
『安いから合宿免許にしようかな』と考えている皆様、ちょっとこの記事を読んでみてはいかがでしょうか?
ではどうぞ!
バイク教習は補習・延長になりやすい
バイクの合宿免許を考えている人の中には、普通自動車の免許を合宿で取った方がいると思われます。私自身も、合宿免許はコストパフォーマンスが良いと感じており、予約せずとも教習を受けられる点でも、自動車免許であればおすすめです。
しかしながら、バイクの場合は若干話が変わります。それは、バイクの教習においては程度オーバー(延長)するのが自然なことだからです。勿論ストレートで卒業する人もいますが、普通自動車とは難易度が段違いなのです。
私自身、8時間の補習を受けた時点で第二段階の見極めができず、退学を選びました。仮に卒検に合格するまで粘り続けるとしたら、さらに約10時間は必要だったでしょう。実際、私がお世話になった教習所では、30時間の補習を受けた生徒さんもいたそうです。
普通自動車免許は「取れなきゃヤバい😱」という位置づけですが、普通二輪免許は「習得に時間がかかる🤔」のです。特に30歳以上の方や体格の小さい方は、長時間の教習が必要となることが多々あります(そのため合宿免許の多くは、30歳で制限がかかりますね)。2時間の補習を受けるためには1日の延泊が必要です。合宿免許を選ぶ際はその点を考慮に入れるべきでしょう。
毎日バイクに2時間乗ると体力の消耗が激しい
普通二輪に限らず、技能教習は1日2時間(第二段階では3時間まで可能)までと定められています。最初はもっと乗りたいと思うかもしれませんが、毎日休みなく乗るとなると疲労が蓄積してきます😣
- ニーグリップをずっと意識していると、内ももと足首周辺が筋肉痛になる。
- アクセルグリップを扱う右手が痛くなる。
- 転倒するたびにあざが増えて、あちこちに痛みが現れる。
- 体に力が入りすぎているのかだるさを感じる。
- ヘルメットが重く感じられ、首が凝る。
- 雨風に負けて風邪を引くことがある。冬は寒いし、夏は暑い。
まとまった時間を確保し、集中的に練習できるのが合宿免許のメリットです。しかし、バイクは体力と気力を大きく消費する乗り物です。未経験者が連日、時には過酷な天候でも乗るのは正直しんどいです。補習続きで延泊する場合、これが10日以上続くこともあります。
例をあげると、私は8時間の補習を受け12日間バイクに乗り続けました。春先にも関わらず雨風が強く寒い日も多かったです。その結果風邪をひき🤧、体調不良を自覚しながらも教習を受けることとなりました。合宿免許では気軽にお休みできないと、頭に入れておきましょう。
怪我をしても休めない
バイクの教習は基本的にけがと隣り合わせです😱。卒業するまでに最低一度は転倒することが予想されます。その際、運が悪いとコースアウトして障害物に突っ込んだり、バイクの下に足を挟んだりすることがあります。
けがの状況しだいでは、教習を中断して病院に運ばれなければならない場合もあります。私はクランクという課題で、停車しようとしてうっかり加速し、障害物に激突した揚げ句ステップと地面の間に足を挟み、ふくらはぎを痛めました🦵
当日は痛みのあまり歩けず、病院へ搬送されました。翌日以降も痛みはあったのですが、合宿免許ではお休み=滞在期間の延長となるため、痛みに耐えつつ教習を続けることになりました。当然のことながら、上達するどころか下手になる一方でした。無論モチベも下がる一方でしたね。怪我するほど下手なのが悪い?それはそう...
ストレス発散の手段がない
合宿免許を提供する教習所の多くは田舎にあります。大量の教習生を受け入れるキャパシティと、生活の場である寮の双方が求められます。(教習所周辺に寮がない学校は避けるべきです。通学に時間がかかるだけでなく、食事にも困ります。)
それゆえ、周囲には何もないです。特に公共交通機関で田舎の教習所に来てしまった人は、自然を楽しみながら散歩するくらいしかできることがありません🐦🕊️🦅🦆🦢(自家用車で合宿免許に来た人であれば、ある程度はカバーできるかも…?)
さらに、教習所での寮生活にはさまざまな制約があります。以下は自分が滞在していた教習所のルールです。
- 飲酒は学校内外問わず一切禁止🍺
- 門限は22時🌃
- お湯は決められた時間以外利用不可🚿
細かいルール(女性寮に男性入れたら退学とか)は他にもたくさんあるのですが、私が気になったのはこの3つです。基本的にやんちゃ盛りの学生さん向けにルールが敷かれているので、自制のできる社会人にとってはただの束縛でしかないです。
お湯に関しては普通自動車免許なら気にならないと思います。が、バイクの教習では雨に降られて寒い思いをすることもあるでしょう。それにもかかわらずシャワーからは水しか出ないのです。
教習後は何も考えずリフレッシュしたい!という方は通学にしましょう。私自身お風呂の制約はなかなかのストレスに感じました。
合宿免許で教習を終了できない場合、余計な費用が掛かる
合宿免許を申し込む際には必ず「余裕のある日程でお申し込みください」と忠告されます。そのため大半の人は3日程度を追加で確保することでしょう。
しかし、最低日数9日に対して三分の一である3日があれば十分、とはならないのがバイク免許です。補習をする人が3日間、つまり6時間の延長で終わるとは限らないのです😇😇😇
前に述べた補習30時間の方の場合、第二段階で一日3時間教習を受けたとしても追加で10日必要です(この方は通学だと思われます)。一日2時間だけであれば延長は15日です。これに最低日数を合わせると24日となります。夏休み中の大学生以外はこのような長期間を確保するのは困難でしょう。
では、合宿免許にて卒業できなかった場合、どうなってしまうのか?これには大きく分けて二パターンがあります。
- 諦めて退学😭
- 地元の教習所に転校し通学する🏍️
私は教習を受ける中で、自分は普通二輪に向いていない(身長が足りない)と判断し、退学を選択しました。退学は大学の中退と同じようなもので、何も残りません。また普通二輪免許を取りたくなった場合でも一からです。引き起こしや取り回しからどうぞ、やり直してください。
一方、転校は合宿免許の教習所から別の教習所に移ることです。この際、最初の教習所で進めた教習課程は次の教習所へと引き継がれます。したがって、合宿免許で習ったことは無駄になりません。
しかし、転校の際に手数料や入学金が余計にかかります。合宿免許を選ぶなら確実に卒業する!という意思を持ちましょう‼️‼️‼️
追加費用なしで合宿免許にかかる費用はこちらから。ブログ主の実例とともに紹介しています。
バイクの合宿免許はデメリットが多い、できれば通学がおすすめ
以上の5点が、バイクの合宿免許をお勧めできない理由となります。
ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか?
私がバイクの合宿免許を利用した時、調べても参考になる記事が見つからなかったので、自分なりに書いてみました。過去の自分がこれを知っていたら、確実に通学を選んでいました。
Web上にある合宿免許の情報は、その大半が普通自動車免許のものです🚙普通自動車と普通二輪は免許を取得する難易度が全然違いますし、個人差もかなり大きいです(ストレートに卒業できる才能が欲しかった…!)
少々ネガティブな記事となりますが、バイクの合宿免許が存在するのは、それに需要があるからです。バイクに乗りたいけれども、地元に教習所がない、あるいは自動車しか取り扱っていない場合も多いでしょう。
とはいえ、バイクの合宿免許には見過ごせないデメリットが存在します。もしあなたが合宿免許か通学か迷っているのであれば、本記事が参考になると幸いです。そして無事教習所を卒業し、バイクライフ🏍️をエンジョイしてください👍👍👍
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。