八戸港フェリーターミナルを徹底レポート!え、八戸出航の船ってあるの?
こんにちは、雨宮です。
今回は八戸港フェリーターミナルの様子をお届けします。
え、八戸出航のフェリーをご存じない???
八戸~苫小牧を結ぶ『シルバーフェリー』が一日往復4便も運航されているんですけど!!!
公式サイトもおしゃれでしっかり更新されているんですけども!!!
まあ旅客はおまけもいいところだと思いますし、知名度は(青函連絡船と比べたら)あまりないですよね…という雨宮もフェリーには乗らず八戸で暇ができたから見に行っただけなんです。
なのでこれはフェリー乗船記ではありません。『フェリーターミナル訪問記』です。
普段はフェリーターミナル(以降FT)到着後は即乗船&移動なので、FTでじっくりフェリーを堪能する機会は貴重だったりします。『乗ったら見れない、見るなら乗れない』は電車もお船も同じなのです。
本記事に関する注意点
この記事の情報は、2024年7月2日に発生したシルバーブリーズ苫小牧港座礁よりも前のものです。
7月3日時点でシルバーブリーズは7月24日までの運航停止が発表され、7月10日には同航路のシルバーエイトのスケジュール変更が案内されています。
最新の情報は公式サイトでチェックしましょう!!!!!
- 八戸港フェリーターミナルを徹底レポート!え、八戸出航の船ってあるの?
- 八戸港フェリーターミナルはどこにある?
- 八戸港フェリーターミナルには何がある?
- お船オタク大喚起!間近で見られるフェリー入港!
- 外からフェリーを眺めてみる
- 次は乗りたいシルバーフェリー
八戸港フェリーターミナルはどこにある?
八戸港FTはここにあります↑↑↑
フェリーターミナルの例にもれず市街地からはかなり離れていますね。
実際かなり辺鄙なところにあり、周囲は閑散としております。
建物がきれいなのは2024年2月に改装されたばかりだからです。ぴかぴかのフェリーターミナルって貴重じゃない!?特に最後に乗ったフェリーが志布志港発だから余計にそう思うわ。
一方の周辺道路は、なんだかうっそうとしています。
手前に見えるのは手入れされた街路樹…ではなく放置されて伸びきった雑草です🌿🌿🌿潮風に負けず良く成長していますね。このあたりの歩道は緑の生い茂るジャングルと化しているので、素直に車で行きましょう。チャリダーもやめた方がいいでしょう。植物にタイヤをとられて4にます。
徒歩乗船の味方、シャトルバス🚌はないのかって?もちろんあります!!!!!
一応一日4便出航のはずなんですがね~、シャトルバスは2便しかないのでやはり徒歩はやめた方がいいと思います。(復路も同じです)
まあ八戸の目玉、八食センターからは6kmくらいしかないし、歩くのも不可能じゃないかなーとは思うよ。手荷物がなければの話だけど...カートのタイヤが草でぐるぐる巻きになりそうだし。
八戸港フェリーターミナルには何がある?
八戸FTには一通り必要なものはそろっています。さすがに何時間も暇をつぶせる場所ではありませんが、1時間くらいなら何とかなる感じです。
上記サイトの下の方、八戸港フェリーターミナルを見てもらえればいいのですが、追加でいくつか説明しますね。(写真少な目ご容赦ください!)
売店
品ぞろえがかなり良いです。コンビニ相当の日用品に、フェリー特有のもの、さらには八戸と北海道のお土産が一通りそろっております。フェリー乗船前に必要なものが全てここで調達可能です。
一部で話題の南部せんべいのチョコかけ(チョコQ助)も売っておりました。一人3個までという制限付きでしたが、少なく見積もっても20袋くらいはあった気がします。
折角なのでいちご煮でも買おうと思ったのですが、原材料の産地とお値段を見てそっと棚に戻すの巻。せんべい汁も迷ったんですけどねえ~夏にせんべい汁は作らないよなあ~~~。
レストラン
八戸名物が食べられる…と思いきやそこは普通。メインはラーメンやカレーといったどこでも食べられるものです。しかしこれらがとにかく安い!😆本日のランチが700円!のように、ビックリするような低価格で提供されています。
雨宮はちょっと奮発して1300円のひらめの漬け丼セットを頂きました。こちらは地元の食材をふんだんに使ったスペシャルメニューです。
出汁がついているのでお茶漬けにもできるのですが、個人的には漬け丼として黄身とワサビを混ぜながら最後まで食べちゃうのがおすすめです(ゆっくり食べると出汁が冷めるので…)。
お味の方はというと、さすが八戸です。とても美味しい!八戸FTに来る機会がありましたら是非ひらめの漬け丼を試してみてください🥰
なおこのレストラン、メインの客は近隣の工場や八戸港で働いている地元の方です。お昼時だったこともあり、作業着の方が次々と入店されてました。お仕事お疲れ様です!
名物料理の代わりに、安くておなかいっぱいになるメニューが多いのも納得ですね。
待合室
何の変哲もない待合室です。前方がガラス張りになっており、入出港を見守ることができます。
隅っこには『シルバーエイト』の模型が展示されていたが、己の顔が思いっきり映っていたのでUpはできず...悔やまれます。
時刻表
地域の交通手段が一通り網羅されている時刻表です。廊下に張り出されています。トラックでの運送が中心である以上、公共交通手段が役に立つ機会はあまりないかもしれませんね。
同じフェリーターミナルでも、長崎県の島原港FTにはバスと電車の電工掲示板があります。用途の違いによるものですね。
お船オタク大喚起!間近で見られるフェリー入港!
さてこの八戸港フェリーターミナル、市街地から遠いし辺鄙だしレストランは地元客向けだし…といった感じで一般観光客にはお勧めできない(そもそも観光名所ではない)のですが、お船オタクならぜひとも立ち寄ってほしいのです。
なぜならレストランで食事をしながらフェリー入港(出航)を堪能できるから!
大きな窓ガラスの真横に座席があり、邪魔するものが何もないガチ恋距離でシルバーフェリーを見れちゃうんです。
写真はひらめ漬け丼を食べながら撮った一枚です。こちらに向かってくるのは13:30八戸港着の『シルバーブリーズ』、濃淡二色の緑のラインが美しいフェリーです。いやこれキムワイプだよ絶対キムワイプだよこれ。
このとき時刻は13:10頃、つまり着岸30分前に入店すれば必要十分ってわけですね。なお雨宮は時間を持て余し、お米が出汁でふやけていました。実に申し訳ない(座席は空いていたので許して!)。
バック入港の為に向きを変えているところです(右側が少し暗いのは窓枠です)。
そして後ろ向きに入港!定位置にはまだついていませんが、既に係留ロープを展開しています。圧倒的に仕事が早い!
さらにもう一本!奥ではすでに二本展開されていますね。この間たったの数分。いい仕事しています。
係留ロープを船側で巻き、ぴんと張る。固定はこれで終わりですかね。
歩道橋もつなげて完成。この時大体13:27、時刻通りですね。
ついでにキムワイプも並べてみたのですが…似てますよね?
最後まで見ていたかったのですが、さすがに入店から時間が経ちすぎているので去ることにします。
外からフェリーを眺めてみる
八戸港フェリーターミナルの3階には展望デッキがあり、先ほどのレストランよりも少し高いところから海を見られます。
左に見えるのが乗船口で、奥に停車中のトラック軍は乗船待ちかコンテナ待ちかどっちなんでしょうね。
逃げる気配のないカモメとともにシルバーフェリーを撮影。だいたい2mくらいかな?近くには穀物加工場があったので、人間=飯用意する奴くらいに思っているのかもしれません。
(かもめは雑食性です。小魚を狙う肉食の印象がありますが実は色々行けちゃうみたいです。かっぱえびせんを食べる子もいますからね。)
次は乗りたいシルバーフェリー
ここまで読んでくださりありがとうございました。ピカピカのフェリーは全部で4隻、いつかどこかで乗船記も書けたらと思いますね!!!!!
とはいえ、あまりに貨物輸送特化型過ぎて使う機会がないのが正直なところです💦苫小牧に行くだけなら大洗~苫小牧の『さんふらわあ』を使う方が利便性がいいし、東北新幹線を使うのであれば途中下車せずそのまま新函館北斗駅まで直行すればいいような。
そもそも青森県から出港するフェリーに限定しても、青森港のほうが交通の便がずっといいんですよね...🤔
旅客利用がむつかしい一方で、貨物港として大活躍をしているのは事実です。
海沿いを歩いていると休憩中の苫小牧・室蘭・八戸ナンバーのトラックが大量に鎮座しています。近くにはJRの貨物駅『北沼駅』もあります。
1日4往復という多さが何よりの証拠ですね。大型フェリーの主目的は貨物輸送というのがよくわかります。
以上、乗りもしないで語ったお船オタク雨宮でした。
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